
なにやってもうまくいかないし、もう人生あきらめた。
こんな人向けの記事です。
「人生は自分の手でしか開けない」
こんなことを言うと、「あーよくある自己啓発の本ね」ってなると思う。
「100万回くらい聞いたよー」「そんなこと言っても、今の世の中でどうしようもなくね?」なんて声が聞こえてきそうだけど、けっきょく最後は自分の意志が行動を決めているわけで。
ぶっちゃけ、世の中に不満ばっかり言って、自分の思いどおりに進むのならだれも苦労しないし。
ということで、今回はサミュエル・スマイルズの『自助論』ってのを読んでみました。
ちなみに今回読んだのは、漫画版です。
では、本編スタート。
自助論ってどんな本?
『自助論』は1859年にサミュエル・スマイルズって人が書いた、300人以上の欧米人の成功談を集めたものだそうです。
有名な言葉は、序文の「天は自ら助くる者を助く」。
日本でも1871年(明治4年)に『西国立志編』っていうタイトルで発売されて、当時は「学問のすすめ」と同じくらい広く読まれた本なんだって。
ここからは、そんな明治時代の人も好んだ「『自助論』の内容を紹介していきます。
天才とは忍耐なり
現実の天才たちは誰よりも忍耐強く、愚直に努力を重ねた末にようやく成功を勝ち取っている。
50ページから引用
アイザック・ニュートンって、リンゴが落ちてくるのを見て万有引力を発見したらしい。
えっ超ラッキーやん。
そんなことで社会の教科書に出てくるくらい有名人になれるって、めっちゃいいやん。
でも、ニュートンは万有引力を発見できた理由をこう答えたそうです。
「くる日もくる日もその問題を考え続けていたからだ」
たしかに、普段なんにも考えてない人が、リンゴが落ちたのを見てもなにも思わないかも。
ニュートンはずっと考えて考えて、答えを探してて、だから「これは万有引力だ」って思ったんですね。
単なる運まかせから確率の世界にもっていく
自分のことで申し訳ないけど、ブログって始めてすぐはだれも見てくれないんです。
1日5人に見られてればいいくらい。
だから、「あーもうやめた」って投げ出すタイミングはいつでもあるし、そうなると本当にだれも読んでくれなくなる。
どんなに見てくれなくても、ブログを書き続けること。
そうすることで、始めて土俵にあがることができて、書き続けるといつかだれかが見つけてくれたりする(って信じてる)。
1回2回投稿したくらいで、「みんな読んでー」てのは、ただの運まかせ。
でも、100回200回って投稿してると、だれかが見つけて読んでくれる確率はあがります。
そこから「おもしろいなこのブログ」ってなったら、ファンになってくれる可能性もある。
単なる運まかせから確率の世界にもっていく。
結構これ大事なことだなーと思いました。
その他の教え
ほかにも『自助論』にはこんな教えがあります。
- 国家の価値や力は国の制度ではなく、国民の質によって決定される
- 雨霜に打たれてこそ若芽は強く伸びる
- 幸運は手の届くところで待っている
- 愚物を大人物に変える「1時間」の差
- 眠るライオンより吠える犬
読んでいくと、7つの習慣にもつうじるものがあったりして、「夢を叶えたい」「自分を変えたい」っていう人は読んでほしいなと思います。
今回読んだ本
漫画版じゃない方はこちら。